【ブログ】基礎工事とは?
今日は基礎工事についてお話です。
まず、基礎工事とは?
地面と建物のつなぐつなぎ目の役割を果たす『家づくりの土台』となる基礎を造るための工事のことです!
地震にも強い、安心して住み続けられる住宅を建てるために、基礎工事はとても重要な要素なのです。
基礎工事はいろいろな種類があります。
一つ目が、地盤が柔らかい・弱い際に用いられる「杭基礎」
二つ目が、固く・しっかりした地盤に用いられる「直接基礎」です。
直接基礎にはさらに「ベタ基礎」、「布基礎」、「独立基礎」の3つに分けられます。
ほとんどの住宅建設で採用されている直接基礎の中の3つの基礎の種類について紹介していきます。
1.べた基礎
ベタ基礎は、建物などの全面を板状の鉄筋コンクリートにした基礎を言います。
他の基礎に比べて、基礎底面の施工面積が増えるのでコストはかかりますが、大きな面で荷重を分散させ地盤に伝えることができ、不同沈下に対する耐久性や耐震性を増すことが可能になります。
また、底面をすべて鉄筋コンクリートで覆うので防湿対策にもなることが利点です。
2.布基礎
布基礎も、一見全面がコンクリートで覆われるので、ベタ基礎と同じように思えますが、住宅を支えるのは立ち上がっている部分のみです。
鉄筋もここだけに入っていて、ベタ基礎が面で建物を支えるとしたら、布基礎は点で支える構造になります。
床部分に鉄筋を使わないのと、コンクリートも薄いためコストを抑えられることが利点ですが、ベタ基礎よりも地盤に接する面積が小さいため、耐久性ではベタ基礎に比べ不利です。また、床下のコンクリートが薄いため、湿気やシロアリの被害を受ける可能が上がります。
3.独立基礎
独立基礎とは、単独の柱の下に設けられ、その柱だけを支持する基礎のことです。
独立フーチング基礎や、単独基礎などとも呼ばれ、
戸建ての住宅では傾斜地に建設する場合や、玄関ポーチの独立柱、ウッドデッキなどに用いられます。
一言に基礎といっても、少しずつ異なりそれぞれのメリット・デメリットがありますね。
家を建てる地域の気温や地盤などによって適した基礎が異なるので、相談しながら土地に合う基礎を選ぶことをおすすめいたします。